悲しみ

 

わたしはわたしを忘れ果てて

さいげんもなく悲しみを食べている

かなしみをはなれたらしんでしまう気がした

そのうち

じぶんの手をさえ食べてしまうのだろうか

その気持ちはだれにも吐けなかった

この世はさみしい

私はただそういって澄ましていることができない

みんなで一番いいものをさがそう

にんげん一人のいのちのために

人間すべての生きがいのために

今のためが永遠のためであるものの外はいっさい捨てて

五十年や一万年

そんな中途半端がいったいなんだろう