眼中

芥川の私小説のタイトルにも使われる言葉で、目を閉じると瞼の裏に自然と姿が浮かんでくる人、という意味。

その人を「眼中の人」たらしめるものは何だろうか。

それはこの世界のどこかにその人が生きている、もう生きていなくても確かに存在していた、それだけで今生きている世界がちょっとだけ色づく。

そういう感情のこと。

これは理屈ではなく実体験として言いたい。